エシカルビューティー

久しぶりに書きます。

ここ最近は忙しさが半端なく、ほぼ夏から休みのない日が続いていまして

あいつはエシカル忘れてんじゃないかと思われているかもしれませんので

今日はそんなエシカルを少し（笑）

最近エシカルという言葉を聞いたという人のためにまずは簡単にエシカルについて

「エシカル」とは？

社会や環境に配慮すること

これがエシカル。

では「エシカルビューティー」とは？

私が6年前に商標登録した言葉で

美容業界から発信する「エシカル」を意味します。

客観的に感じることは6年経ってきてやっとエシカルが聞こえるようになったこと。

その当時は検索でもヒットする件数は２件ほどだったのが今では１２万３千件。

現在ではWikipediaでも「エシカルビューティー」は紹介していただいてます。

私たち日本人の生活は豊かになりました。

そして世界から見てもそのライフスタイルのあり方を発信できる環境と物が溢れています。

そんな暮らしの中で大切な環境や資源を守ることは今後の私たちにとって重要なことであるということはみんなが理解しています。

ただ、それをどのように普段自分たちが行動すればいいのかは

まだ少数の人たちしか知らないことも現状です。

私たち美容師は日々お客様を綺麗にし

サロンからおくりだしていますが、同時に使い残ったカラー剤や化学薬品も環境に送り出しています。

人は綺麗にするけど

環境の犠牲はしょうがないのでしょうか。。。

そんなことはありません。

最低限のできる配慮がもっとあるはずです。

そこには私たち美容師だけではなくディーラーやメーカーの配慮ももちろん必要なのです。

生分解性の高い商品開発

ゴミと一緒に出す場合の化学分解できる薬剤の開発

強アルカリや強酸を中和して排水できる濾過装置などなど

これが売れるものなら作るのがメーカー。

そうではなく、それを設置することが美容師やサロンにとってのマナーや義務であるということに行き着かなくてはなりません。

そのためには今の美容料金の見直しも必要でしょう。

当然、低価格帯となってしまった現状の美容業界で単価をあげることは至難のことです。

しかし、これもニワトリが先か卵が。。の話ではいつまでも環境配慮は進まないでしょう。

オリエンステラも小さなメーカーですが

原料は９９％天然原料にこだわり

容器も二酸化炭素排出量を軽減した「バイオマスプラスチック」を採用し

その売り上げの一部をプランジャパンから「I am a Girl 」の女の子支援に毎月寄付をしています。

森星さんも最近参加されたようですが。

とにかくエシカルとはエコもロハスもフェアトレードも全てを含めた社会への倫理的思考です。

タバコを車の窓からポイ捨てしたり

ハロウィンで渋谷で騒いでゴミを散らかして帰ったり

海がとキレイといいながら缶やペットボトルを海に流し

山は空気が美味しいといいながらバーベキューの残りカスで山火事を起こしたり。。

社会に出てそこから生活をする収入を得ている限り

「倫理的思考」はマナーという範疇を越えて義務でもあるのです。

こういったマナー違反者に多く見られるのが教育の貧困です。

知らないことは罪であるように

恵まれない環境で生活している海外の子供達がしっかりとした教育を受ければ

何が社会のルールなのかは理解できます。

そのための支援でもありますし。

しかし、しっかりとした日本の豊かな環境で教育を受けているはずの人たちがそのマナーを理解していないことにガッカリです。

美容師はバカだから他の仕事ができないなんて思われてていいのでしょうか？

その印象を作っているのは私たちの行動と言動ではないでしょうか？

でも、

エシカルビューティーはそんなバカな美容師が発信するから面白いのかもしれません。

なぜなら私たち美容師は純粋な気持ちがあります。

技術を習得するために一生懸命に努力します

そして女性が美しくなることを心から応援しています

お客様の要望に応えるために日々勉強しその人のキレイを引き出します

そして何よりも笑顔で毎日お客様をお迎えします。

そんな美容師だからこそ社会的な地位を高め、この仕事の素晴らしさを多くの人に理解してもらうためにもエシカルビューティーは重要なことになると信じています。