オーガニック第3世代
昔、親父が30年以上前に玄米菜食を始めました。
当時私は学校に弁当箱を持って行き、そのお弁当を皆んなの前で開ける事が恥ずかしくてしょうがありませんでした。
蓋を開けると真っ黒なお米。
まるで貧乏な人間が白米を買えないのかという目で見られている気がしました。
あれから30年。
現在、日本国内でのオーガニック農場の割合は国内農場の約0.4%と言われています。
ちなみにオーストラリアはオーガニック農場の割合が約20%。
オーストラリアではこの農場で取れた野菜がスーパーに並んでる確率は100個に20個の割合
では日本は?
1000個に4個の割合という事になります。
皆さんはスーパーでオーガニックの野菜を選択しますか?
もし、オーガニックのみを買っているなら
1000個に4個の割合の品物を探し求めて数少ない店舗やネット又は直販で手に入れていると思います。
30年も昔
よく親父はオーガニックや無添加の調味料
そして健康食の代名詞となった玄米を手に入れていたなと感心させられるばかりです。
しかし現在これが化粧品となれば話は違います。
ドラックストア、日用雑貨売り場、セレクトショップ、コンビニ、百貨店、アパレルショップなど
至るところでオーガニックコスメは手に入ります。
ところがこのオーガニック
何となく曖昧でしっくりきません。
皆さんもそろそろ
最近沢山目にする化粧品業界の「オーガニックっぽい」キャッチに飽き飽きしてるのではないでしょうか?
あまり他社批判はしたくないですが、
ある美容メーカーさんが
THE ORGANIC BRANDと銘打った商品があります。
…?
日本の化粧品メーカーは何を基準にオーガニックと堂々とうたっているのでしょうか?
ちなみに世界では多くのオーガニック認証団体がありこの認証を受けた物のみがオーガニックという表記をしています。
オーガニック認証が一つの基準であるならばこのメーカーさんの製品には認証マークはありません。
では
この製品に含まれるオーガニック成分は一体
何パーセント配合していればザ、オーガニックブランドと表記していいのでしょうか?
ここが日本の曖昧でよくわからない消費者を惑わせる今の現状なのです。
そこにきてオーガニックとうたえば売れる
オーガニックと表記すればなぜかカラダに良さそうというおかしな風潮。
そろそろちゃんとした製品基準が出来なければ
オーガニックというモノ自体が間違った評判を招きかねないという危機感を持つのは私だけでしょうか?
7年前にエシカルビューティーという一つの考え方にたどり着き、オーガニックやサスティナブル
エコやフェアトレードなど様々な真剣に取り組む美容師ではない方々に沢山お逢いしてきました。
そんな方々の想いは今の化粧品業界には全く計り知れないほどのエネルギーを感じさせるものがあります。
私も全てエシカルな人間ではありません。
でも、よりエシカルに生きると決めてやれる事はやろうと努力しています。
先日とあるサロンで「オリエンステラの殺し文句は何ですか?」と聞かれました。
もし殺し文句をあえて言うなら
オリエンステラは日本の「本物」だという事だけです。
それは認証を取得しているという一つの基準はありますが、その事だけではありません。
真面目に成分を吟味し、明確な基準を設け
利益よりもそのブランドコンセプトである
エシカルビューティーを重要な課題として
じっくりと確実に人の手から手へ
エシカルが伝わる道具として思いを生産しているという事です。
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