理論がもっとも必要とされるとき
過去から美容師の教育カリキュラムは
接客に始まり、毛髪理論、パーマ理論、カラー理論と進む事が多い。
しかし、過去から私が沢山の美容師に理論を講習してきた中で自身も経験した事から考えるとこれら理論こそ
技術の習得なくして理解出来ないのでないかと思う。
なぜなら
私達は美容師だからである(笑)
頭で考えて行動するよりも
カラダが技を理解し
その結果何故自分の思った通りに染まらなかったのか?
何故パーマがチリついたのか?
何故今回は上手くいったのか?
…
この「何故?」という思いの答えを導き出すためにあるのが理論であり
何故そうなったのかを
修正し、さらに技を磨くことが
多くの美容師という生き物だからだ。
仮に理論を100%理解していても
技がなければただの美容評論家で
美容師とは言えない。
また、技術として数をこなしていない
アシスタントが毛髪理論を100%理解していても目の前のお客様の髪質やダメージの履歴
更には、塗布量や放置時間や室温まで
全てを理論だけでピタリと思い通りの結果に成功させるのは難しい。
失敗という経験から理論の必要性を
改めて勉強しようという方が
正直早く失敗をしなくなる近道だったりもする。
これからの美容師の教育カリキュラム
さぁ、どうする。
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