別れ。
別れ。
昨日母の納骨が終わりました。
自分にとって母親とは空気のような存在だったと思います。
そんな母はいつも親父のそばに黙って寄り添い常に相手の気配りをする
自分の存在感を感じさせず
それでいて空気は無ければ人間が生きていけない最も重要なもの。
母親とはそんな空気のようはな存在だったのだと昨日の夜
残された父と弟と話しました。
世界はパンデミッックとなり
毎日どこかで誰かの大切な人が亡くなる。
そんなコロナで人は大切な人との分断を強いられ大切な繋がりを引き離され生活しています。
私にとってもその大切な人がこの時期に亡くなりました。
母はコロナで亡くなった訳ではありませんが、3ヶ月前までは病気の気配すらなかった母があっという間に変わっていく様は私のこれまでの人生の中で最も過酷な試練のようであり、人の生死に向き合う強さを知らされた時間だったのかもしれません。
母の弟(叔父)は自分の両親が病気とわかった時でも仏壇で手を合わせない人でしたが母(姉)の癌がわかった時は毎日、仏前でお経を称えていたそうです。
小児麻痺だった叔父は母からとても可愛がられ常に寄り添い育ちました。大学を卒業し、公務員として働いた事を今でも感謝しているそうです。
別れは誰しもつきもの。
そしてその別れからまた前にどう進むのか?
亡くなった母から与えられた大きな宿題が何なのか今なら少し理解できます。
その宿題がいつ終わるのか
また、その宿題で満点を取ることができるのか
それは父が亡くなる時にわかる気がします。
伝承とは遠い昔からのエシカルなんですね。
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